WCS(S15),PJCS2019予選使用構築~ダブルソルガレオ~

 

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【あいさつ】

こんにちは、ハガネアです。鋼ポケモンメインでバトルをしています。

S15のWCSレーティングバトル(ウルトラルール)において目標の1800を達成できて満足できたので、文字に残しておきます。大分前に大枠を書いたものを放置していましたが、WCS2019見てたら楽しくなってきたし、カエールさんかっこいいし、仕方ないね。

このルールは、いわゆる「禁止伝説ポケモン」を2体まで入れることのできるダブルバトルです。メガシンカ、Z技、ゲンシカイキなどのほぼ全ての要素が解禁されたダイナミックなバトルです。

PJCS2019予選でも31勝14敗で最高1773、最終1734と自分の想像以上の力を発揮してくれたので良かったです。通常レートは最終日ギリギリ滑り込みで最高最終1805です。シングルでいったらレート1900くらいの順位があると思っているので嬉しかったです。

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【構築の経緯と流れ】

鋼タイプの禁止伝説は日食ネクロズマ(ウルトラネクロズマ)・ソルガレオディアルガの3体がいますが、すぐに前者2体に決まりました。

ネクロズマf:id:haganea:20190624052602g:plain→このルールで鋼タイプがもっとも警戒すべきであるグラードンに強い

ソルガレオf:id:haganea:20190624052642g:plain→使用率1位のガオガエンに強い

という理由です。

 

その他の4体に関しては、とりあえず雑に強そうなポケモンを採用しながら潜り、適宜変えていきました。

 

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これは、バロキッズさん主催の4月1日開催の仲間大会「GS Class 1st Urtle series (Alora only)」に参加したときのウルトラシリーズ初期の叩き台の構築です。正直この仲間大会で想像以上に勝てたおかげで可能性を感じ、真面目に考察をし始めたので、とても感謝している仲間大会です。

 正直適当に組んだのですが、気付いたことがいくつかありました。

ウルトラネクロズマが想像以上に強い。また、あくのはどうが全く警戒されず結構刺さっていた。

メタグロスが想像以上に強い。特に、このルールではゼルネアス+何かの禁止伝説1体をその他4体でサポートする構築が多く、鋼タイプの優秀な耐性でゼルネアスを牽制することで相手のパワーが格段に落ち、パワーの高いウルネク、ソルガレオメタグロスで順当に殴っているだけで勝てる構築が結構な数存在した。

特に➁が再重要で、このPTのアイデンティティであり、コンセプトです。

 

色々回した結果、最終的には、

メタグロスf:id:haganea:20190624052805p:plain→パワーの底上げ

ツンデツンデf:id:haganea:20180127232328g:plain→サポート特化

トゲデマルf:id:haganea:20180127232314g:plain→重かったカプ・コケコ対策

キリキザンf:id:haganea:20180127232206p:plain→重かったゲンガーとイベルタル対策

の4体になりました。

 

 

【個別紹介】

構築コンセプト

ゼルネアスにPT単位で圧をかけて選出を抑制し、全体のパワーを下げることで押し勝つ。

ガオガエンに強めな構築を組む。

③ゼルネアス入り以外にも五分くらいの勝負ができるようにする。

※体感で選出率が高かった順に記載。

 

ネクロズマ@ウルトラネクロZ

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H-D…C実数値193メガゲンガーのシャドボ乱数1発 (6.3%)。

B…余り。

C…D4振りゲンシグラードンを大地の力で確定1発。

S…準速。最速メガルカリオ抜き。

 

行動回数がそのまま勝利に近づく超パワーポケモンだったのでZも込みで大切に扱った。ほぼ全ての対戦で選出し、グラードン入りには必ず初手に置いた。

 

まもる…エースは大切に扱いたいので採用。加えて、この構築は相手の追い風やトリックルームへの対抗策が「ターンを枯らす」なので全てのポケモンにまもるを採用している。

フォトンゲイザー…メインウェポン。裏に悪タイプがいる時と、バーストした直後のターンは守られやすいので安易にウルネクZを切らないように意識した。

だいちのちからガオガエングラードンへの打点。

あくのはどう…パーティー単位でルナアーラドータクンへの打点が少なかったので採用。ガオガエンのばかぢからと合わせることでドータクンを倒したり、メタグロスバレットパンチと合わせてルナアーラを倒したりと、採用率が低い分警戒されず結構な活躍を見せた。

 

ソルガレオ@いのちのたま

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A…特化。H252B4振りガエンを珠ばかりきで99%〜117.3%の乱数1発 (93.8%)

B…余り。イカサマのダメージの幅がかわる。

S…最速。最速グラ―ドン抜きや最速ランド抜き→どうせなら最速ルナとも同速に。

 

自身で攻撃しながらもワイドガードで横をサポートできる動きが強力だった。多くの対戦でネクロズマと合わせて初手に選出した。

 

まもる…前述。また、ワイドガードを使う前に範囲技が飛んでくるか確認できる。

ワイドガード…この構築はカイオーガのしおふきやグラードンだんがいのつるぎなどの「強力な範囲打点」をタイプや威嚇で受けづらいので、タイプ補完がとれている通常の構築に比べてワイドガードの重要度が高い。

メテオドライブ…メインウェポン。たまに出てくるゼルネアスにこちらの禁止伝説から打点が無いのは本末転倒なので必須。特性を無効にするのでたまにいるミミッキュ、Aペルシアンヌケニン辺りに地味に強い。

ばかぢからガオガエンへの打点。

 

メタグロスメタグロスナイト

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H-B…余り。意地A252振り鉢巻メガレックの噛み砕く乱数1発 (6.3%)。

A…特化。H236B4振りガエンをアームハンマーで乱数1発 (75%)。

D…余り。

S…準速90族及び最速ランド抜き。

 

メガ枠は入れたいなあと最後まで漠然と入れていたポケモンだったが選出率は非常に高かった。結構偏った技構成だがカプ・レヒレに打点がない以外はそこまで問題なかった。レックウザ入りには初手に置くことが多かった。

 

まもる…前述。

アームハンマーガオガエンへの打点。どうせ乱数なのでじだんだでも良いかもしれない。

れいとうパンチレックウザランドロスへの打点。

バレットパンチ→ゼルネアスが不安な場面が多かったので採用。削れたレックウザやゼルネアスを縛ったり、ルナアーラのファントムガードを剥がしてウルネクのあくのはどうで倒したりなど、アイアンヘッドで出来ないことができたと思う。

 

ツンデツンデ@バンジのみ

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H-D…HP奇数。控えめC252振りルナアーラルナアーラZ確定耐え。

A…余り。

※持ち物はバンジのみ、シュカのみ、ふうせんを使い分けていた。

 

一番のエースであるウルネクがトリックルームと相性が良いとは思えなかったため、トリックルームを切って介護に徹するツンデツンデ似たようなことがダイノーズにもできるが、ジャイロで削りもできるツンデツンデにした。

最悪、択ゲーまでは持ち込めることが多いので、困ったら選出した。

 

まもる…前述。ソルガレオと同じように、一回相手の行動を見てから次のターンにワードガードとサイドチェンジどちらを打つか考えられるのが強い。

ワイドガード…サイドチェンジと合わせて、相手のあらゆる技からエースを守れる可能性がある。

サイドチェンジ…同上。トリックルームを貼るイメージのあるツンデツンデは攻撃の対象にされやすく、サイチェンを打ったら想定外の結果になったりするので、一回まもるをはさみながら様子を見れると良い。

ジャイロボール…攻撃技一つは必須。無振りでも十分すぎるほどの火力がでるので一択。

 

トゲデマルきあいのタスキ

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H-D…余り。カイオーガやコケコを意識してD方面に特化。

S…準速カイオーガ抜き

 

電気の一貫、特にカプ・コケコが重いと感じたため避雷針で採用。このPTは積み技も追い風もトリルも一切ないので、猫だましを打ちたい場面が少ないことが発覚し、代わりにニードルガードを採用した。

トゲデマルの横でソルガレオワイドガードを打ち続けることで、カプ・コケコやカイオーガが結構何もできなくなるのが強かった。行動保障が欲しかったが、ちまちま特殊技を受ける機会も多かったのでタスキ持ちの耐久振りとなった。

カイオーガ+電気枠のような構築には積極的に投げた。また、ほっぺすりすりはこのPT唯一のS操作技なので、困ったら誤魔化しとして選出した。

 

ニードルガード…前述。

びりびりちくちくカイオーガへの打点だが、流石にA無振りなので少し火力が足りなかった感が否めない。

ほっぺすりすり…S操作技が他に一切ないので採用。

アンコール…この技自体が強いというよりかは、チョッキ型が主流なのもありアンコールの搭載率がそこまで高くないらしく、あまり警戒されない結果雑に強かった。まもるやねこだましをアンコールするのがシンプルに強く、この技を使いたいがためにタスキを持たせている。

 

キリキザン@イワZ

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ほぼHAぶっぱ。

 

ムーンルールで誕生したイベルタル破壊マシーン。イベルタルクチートが対面しても逃げられるだけなのでイベルタルは初見殺しで倒すしかないと感じ、「悪半減かつイベルタルに見えない大打撃をぶち込める」ポケモンを探したらこうなった。

エースのネクロズマが不利をとるポケモンに比較的強いだけの補完役なので、選出率は低かった。ゲンガー、イベルタルルナアーラ入り辺りに多めに選出した。しかし月食ネクロやミュウツー軸には殆どテテフが採用されていたのでふいうちが腐って困っていた。

 

まもる…前述。

ふいうち…ゲンガーやその他あらゆる有象無象を縛る。と思いきや読まれるので一発目はゲンガーを積極的に無視して横を攻撃した。一発目どころか永遠にゲンガーを無視していた気もする。

ストーンエッジZでイベルタルをしばく。横にグラードンがいたりしてそんなに上手くはいかないが、そこそこ決まった印象。ガオガエンに打つのも普通に強く、ガオガエンと対面して負けん気が発動すればZを切らずとも大抵のガオガエンを倒せる。当てろや

ちょうはつルナアーラ+モロバレルが面倒だったので採用。と思いきやルカリオが同居していることも多かったり、ドータクンなどがメンタルハーブやエスパーZを持っている事が多く、どちらにしろトリルが止められなかったりと、あまりうまくいかなかったのでこの枠はかなり諸説。

 

 【おわりに】

想像より勝てたという事も嬉しかったし、鋼タイプで固めることが自己満足にとどまらず一つの戦略として立派に成立していて、とても楽しいルールでした。

ソードシールドでもWCSルールに適応できそうなら、やってみたいです。

ありがとうございました!